こんにちは
東京都新宿区西新宿にあります野球用品買取専門店「RALLYTiME(ラリータイム)」の桑原です。
ヒューストンへ行き、ミニッツ・メイド・パークでアストロズ戦の観戦なんかもしていた為、少々ご無沙汰しております。
野球用具のなかで、
バット=刀
グラブ=自身の手
と勝手に思っているのですが、
今回、衝撃的なグラブと出会いましたので、ご紹介したいと思います。
それは、【美津和タイガー】です。
は?いやいや他にも何かあるやんけ!
最近横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手が使用しているIpselect(アイピーセレクト)とか
東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が使用しているDonaiya(ドナイヤ)とか
なんで美津和タイガー?と思われていることは承知の上で野球マニア隊長が感じた美津和タイガーのスピリッツを下記4点にまとめてみました。
- 美津和タイガーってどんなメーカー?
- 他のメーカーと比較してどうなの?
- 美津和タイガー硬式グラブ Pennant Kingが凄すぎる!
- 今後の美津和タイガーに期待値大!
美津和タイガーってどんなメーカー?
美津和タイガー。その歴史は古く設立は1947年、株式会社美津和運動用品店が前進となります。
約70年前に設立した相当な老舗メーカーになります。その後1965年8月に現在の社名へ変更し【虎印】の野球用品の製造を本格化しました。
1970年代からは、阪神の主力選手(江夏豊・藤田平・掛布雅之)や、NPBの球史に名を残す名選手(落合博満・太田幸司・外木場義郎など)とアドバイザリースタッフ契約を締結するなどかなり有名なメーカーとなりました。
しかし、その後事業の拡大に失敗した影響で、1985年2月20日に破産し、虎印ブランドの所有権も、第三者に売却せざるを得なくなりました。
その後、1990年代前半から2年以上にわたって交渉を続けた末に、1996年に虎印ブランドの所有権を買い戻すことに成功し、1998年にかつての社員1名と共同で現在の会社を設立。社名および商標を継承しました。
2013年に「虎印復活」と銘打ち、かつての掛布モデルの復刻販売なども行いました。
2018年シーズンからブランドロゴを一新しました。
またかなり一新しましたね!なんだか新しいメーカー?と思ってしまうほどですね!
【旧ロゴ】
【新ロゴ】
美津和タイガーのグラブを他のメーカーのグラブと比較してみました
美津和タイガー押しなのはわかりますが、他のメーカーのグラブと比較してどうなのよ!?
なーんて考え始めていると思いましたので、他のメーカーのグラブと並べて見ました。
どすん
右からMIZUNO PRO(ミズノプロ)ZETT PROSTATUS(ゼット プロステイタス)MITSUWA TIGER REVOLTIGER(美津和タイガー レボルタイガー)
いずれも硬式内野手用グラブです。
ミズノプロね、はいはいはい、ゼットプロステイタスね、はいはいはい、
ん?美津和タイガー・・・、ほーぅ。
正直最初のリアクションはこんな感じでした。
ミズノプロ、ゼットプロステイタスの質が素晴らしいのは皆さまの重々承知だと思います。
どちらも日本製でプロも使用する最高級レザーを使用していますので、馴染み感もハンパなく良いです。
で、この美津和タイガーはどうかというと、フィリピン製のワンランク下モデルですが、
「え?レザーも良い、あら?ヒンジの部分とか特徴あって馴染むじゃねーか!」
個人的に思うこちらのグラブの最大の特徴はこの【直角縦型ヒンジ構造】
![](http://rallytime.jp/wp-content/uploads/2018/08/dote1.jpg)
![](http://rallytime.jp/wp-content/uploads/2018/08/dote2.jpg)
ヒンジの部分を縦型にすることで小指の可動がスムーズになります。
あと土手のステッチを隙間なく入れることで土手の上部分のレザーが浮いてくることも防止されています。
個人的には土手上部分が浮いてくるのはすごく嫌なので、この構造は素晴らしいと思いました。
こちらの美津和タイガー「Revol Tiger」シリーズはレザーもしっかりしていて『調教』のやり甲斐がありました!(笑)
美津和タイガー硬式グラブ Pennant King(ペナントキング)が凄すぎる!
美津和タイガーの硬式グラブには先程紹介した「Revol Tiger」シリーズの他に、
「Pennant King」というシリーズがあります。
こちらは日本製となります。大阪の堺市で製作されています。
その証明に手の入れ口には「MADE BY SAKAI.」の刻印があります。
美津和タイガーのグラブ最高品質シリーズとなり、一つ一つ専用BOXに入り、グラブ袋も付属します。
もうワクワクが止まりませんよね?
で、実際に使用した感じは・・・。
私は「Pennant King」シリーズの商品番号:HGM180Fという外野手用グラブを使用しているのですが、
まず、親指と小指の芯がしっかりしていて、打球負けしないというか、ものすごくわかりやすく極端な言い方をしますと、「グラブに当たれば取れる」こんな感覚です。※あくまで個人的な感想です。
手に馴染むスピードも非常に早く、今までローリングスのHOHシリーズの硬式用グラブを使用していたのですが、正直、私の手は美津和タイガーさんのグラブ以外受け付けなくなってしまいました(笑)
![](http://rallytime.jp/wp-content/uploads/2018/08/S__4112412.jpg)
ちょっと、他の型も気になるところです。
美津和タイガーさんのグラブはあまり野球用品店で見かけないですが、公式ページから購入することができます!
【美津和タイガー公式ページ】
今後の美津和タイガーに期待値大!特にグラブ(笑)
私が激推しする「美津和タイガー」ですが、悲しいことにあまり野球用品店では見かけることがありません。
それはなぜか?「Pennant King」シリーズなんて間違いなく高評価を得られるはずなのに・・・。
「Pennant King」シリーズなぜ野球用品店に無い?
私は我慢できずに美津和タイガーさんに直接聞きました。
そこでわかったことは、
- 「Revol Tiger」シリーズ
海外生産(フィリピン製)で多少生産数確保でき、こちらのシリーズは野球用品店に出回る商品のようです。
- 「Pennant King」シリーズ
国内生産で基本的には「受注生産」の商品みたいです。
生産される数もかなり少ないようで、こちらは基本的には問屋経由でスポーツ用品店に卸されない商品のようです。
2019年シーズンから「Pennant King」シリーズも流通が増える可能性?
※これはまだ正確な情報ではありませんが。
2019年シーズンより。この「Pennant King」シリーズも生産ラインを上げて野球用品店に流通するとの噂を聞きました。
2018年シーズンからロゴを一新し、2019年シーズンから「仕掛けていく」ということでしょうか(笑)
「Pennant King」シリーズは本当に素晴らしいグラブですので、是非ともいろいろな野球用品店で手に取ってもらえるようになれば、個人的にも嬉しい限りです。
今後も本物を超えた最高品質の物づくりに期待です!
![](http://rallytime.jp/wp-content/uploads/2018/08/made-by-sakai-2.jpg)
野球用品の買取は野球歴35年の専門スタッフが査定する
野球用品買取専門店「RALLYTiME(ラリータイム)」にお任せください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちら記事は野球歴35年で現役草野球プレイヤーの桑原達也(野球用品買取専門店「RALLYTiME(ラリータイム)」代表)が書きました。
なかなか興味深いので、自分も好み的はハイゴールド、ミツワタイガーの革質が大好きです。軟式用のハイゴールドXEBIOコラボスペシャルオーダー&ZETT日本製の革質の良さは硬式用ローリングス同様いやそれ以上です。久保田を使用してましたが、ローリングス硬式用購入→ハイゴールドスペシャルオーダー購入。良い感じに型付けしてグリス入れて息子に使わせてます。先日ZETTとミツワで1時間悩み希少価値のあるZETTを購入。色と希少価値だけで購入しましたが、ミツワのグラフはヒンジ&ツーピース使用。革質は最高でした。使用目的重視ならミツワですね、ハイゴールドスペシャルオーダーはウェブのレース編み込みが特許品で久保田もウェブの凸凹が良い。ZETTは革質のみ。それならミツワタイガーの作り込みは値段のわりに良い作り込みです。ネットねら格安で購入出来ますし、次買うならミツワと狙っています。
美津和の記事へのコメントありがとうございます。
2019年の美津和タイガー MADE IN SAKAIのグラブはなかなか良いですよ。
革質もなかなかのもんです。
で、美津和タイガーではないのですが、この記事を書いてからしばらくして、またすごいグラブに遭遇しました。メーカーは「ATOMS」です。
まさに革質で選ぶならATOMSあなどれない。
そして当店でも正規取扱をはじめました。
「Rally Cap」というサイト名で販売しております。
よろしくお願いします。
ATOMSですか、噂ではなかなか良いとは耳にしてました。
質の良さ興味深いので一度手を入れてみたいです。アドバイスありがとうございます。